後藤貴耶(きや)さん(株式会社中村養鰻場・鰻販売)

——どんな仕事を担当していますか。

メインは活鰻の出荷です。鰻を生きたまま袋に入れて出荷したり、伝票を作成したりしています。

ここ最近は、ホームページのECサイトにも携わっていますね。サイトの構築は外部メンバーにお願いして、私は情報発信や在庫、部材の確認、お客様への対応、発送商品の宅急便への受け渡し、委託加工場とのやり取りと多岐にわたる、業務を担当しています。

——中村養鰻場に就職したきっかけは?

7年半働いていた屋久島のリゾートホテルを辞めて、仕事を探していたところ、ちょうど欠員が出たよと知り合いに声をかけてもらいました。最初はパートで入ったんですが、冷凍蒲焼などの加工品の手伝いをやるからということで、2年目となった去年から社員になることができました。

上司の山﨑とはもともと顔見知りだったこともあり、わりとすぐ馴染めましたね。職人気質でシャイな人が多いですが、男性ばかりの職場なので、必要以上に気を遣わなくて済むのは楽ですし、女性だからと優しくしてもらえているかも?と思います(笑)。

——働き始めてから大きな変化はありましたか?

ECサイトに携わるようになってから、視野がぱーっと広がりましたね!

まずECサイトをつくる外部メンバーとやりとりするようになって、さらに取引先である丼物屋さんの人となりや、どんな思いで仕事をされているか、知れる機会が増えたんです。 丼物屋さんのことは、 SNSで紹介もしてるんですよ。

また、中村養鰻場では海外へ鰻を輸出する事業も始動していて、2022年に立ち上がった「新富町輸出等販路拡大活性化協議会」にも参加しています。同じように世界へ挑戦しようという町の方々など、とにかくいろんな人と関わりが増えたのが、自分にとって大きな刺激になっています。

——中村養鰻場のこれからの注目ポイントを教えてください。

今まで消費者のみなさんにうなぎを直接販売できていたのは、ふるさと納税以外は、地元の直売所と一部スーパーだけでした。スタートしたばかりではありますが、今後はECサイトからお届けできるようになります。どれだけ注文がくるか、どんな反応があるかとても楽しみです!