こんにちはー 今回は鰻の赤ちゃん シラス稚魚について語ってみたいと思います
鰻の稚魚 通称 シラスは南方の海底で産まれます
それが約半年かけて黒潮にに乗り日本沿岸にたどり着きます
そして、自分の気に入った川に遡上し、大きくなってまた海へと産卵に向かいます
その遡上するタイミングが潮の満ち引きに関係します
私達、鰻関係者が、注目するのは、月に2回ある大潮でも満月の時と反対の新月の時 闇の大潮と言われる前後の時です
この数日、約7日~10日の間がシラス稚魚が多く取れやすく、この月に1回のタイミングの時期が採れた採れないと一喜一憂し、価格が乱高下します
シラス稚魚は1kでだいたい丼茶碗1杯で5000匹ほどで、実際計量してみると、シーズン初めが5000匹で900g近く、シーズンの終わり春先には700g以下だったりと小型になってきます
海外産のシラスは5000匹 匹数で売買、国産は1kキロ数で売買される事が業界の慣習になっています
中村養鰻場では、池の中でも匹数管理を徹底していますので、購入時点でもg数や匹数管理を行っています
約0.2gの赤ちゃんを半年から一年ほどかけて皆様の食卓にお届けするように養殖を心掛けています
生育一年未満の柔らかい肉質のものを新仔といい、尊ばれる傾向にあります